mika610のブログ

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A3スキャナーを3千円台でレンタルして雑誌切り抜きの電子化に挑戦してみたよ

雑誌の切りぬき、かさばりますよねぇ…(ため息)

CDが出るたびコンサートレポが載るたびについつい雑誌を買い込んでしまうので、クローゼットを開けるたび気になるのがこちら。

一見片付いてるように見えると思いますがもう用量いっぱいで入らない…!このままではクローゼットからあふれでてしまう…!

A4スキャナーは安くなってきていて、郵送でのレンタルサービスのほかに机とパソコンとスキャナーの作業環境を貸してくれるレンタルスペースなどもあり、やろうと思えば電子化は近年しやすくなってきたと思うのですが、雑誌にはA4より横ちょっと大きめなA4ワイドサイズというものがあり、これの取り扱いが困るんですよねえ…。A4スキャナーではそのままで読み込めない電子化できないサイズ。
A4ワイド、みなさんどうしてるのかな?とネットで調べてみると、みなさんやっぱり置きっぱなしだったり、「端っこ折ってスキャンする(データ上で繋げる ※ただし継ぎ目に縦線が入る)」とか、まれに「端っこ切ってA4サイズにしてスキャンする」という荒業も。ええぇ端っこギリギリまでうちの子載ってるの…ありえない…!かといって折ってスキャンもやりたくない…折り目入るのも嫌。
なんとかならんものかと思っていたんですが、このたびA3スキャナーをレンタルしてスキャン作業をやってみたので報告します。

レンタルした機種はコクヨのCaminacsW NS-CA2。
(株)ビデオエイペックス パソコンレンタル館
https://www.v-apex.jp/peripheral/equipment/ns-ca2.php
レンタル期間は9月1日(金)〜9月4日(月)の3泊4日で行きの送料込みで3120円。帰りの送料は含まずなのですが、郵送返却以外に営業所に持ち込み返却ができます。私は大阪の営業所(南森町)から往復交通費500円以内に住んでいるので、郵送するより持っていったほうが安い。郵送レンタルは送料がバカにならないとチャレンジする気にならなかったんですが、この値段ならアリかも…?と思い借りてみました。ちなみにダメ社会人なのでこのために休みをとりました。9月1日午後と9月4日午後で休みをとったのですが9月1日は乙女週間初日でぐったり寝込んでしまったので、作業日数的には実質2日半ほどでした。

事前準備
機材が届くまでの間、一週間程度はスキャンする雑誌切り抜きの整理と裁断をしました。必要ページは切り抜かれてるものの、手で裂いただけのものもあり、スキャンするにはまっすぐな切り口にしておかなければならんのでそのへんを整えました。ちなみにスキャンそのものより、こういったスキャン前の準備が時間かかるんですよねぇー綺麗にスキャンするためには仕方ないことだけど。

んで届いたやつ。
箱の大きさは横50.6cm×縦26.5cm×高さ22.1cm
両手でちょうど抱えられるくらい。横に持ち手もついてます。


使ってみた感想。

ダメなとこ。

1、スキャン画像が傾きやすい。
これは、スキャナー読み込むときに自動で紙を引き込むんですが、なぜかことごとく横に傾いてスキャンされる。まっすぐセットしたはずなのになんでや…と思って開けてみて納得。ローラーが真ん中にしかついてない。そして差し込み口?紙セットするところのストッパーが緩くてちょっとの衝撃ですぐズレる。そりゃあ傾くよねぇ…。コクヨさんこの差し込み口のストッパーなんとかなりませんか…もーちょっと動きにくくするとか、固定できるよーにするとか…改良してほしいなぁと思うところ。

2、読み込みサイズを手入力しなければうまくスキャンできない。
そのへん自動検知でやってよーと思うとこですが、センサーが弱いのかしょぼいのか自動検知系の機能がことごとくダメ。手動で入れないと思い通りにならない。縦方向はまだそれなりに機能するっぽいですが横方向が全くもってダメ。いちいち手動で入れるのめんどくさいけど、それが苦にならない人向けなのかなぁ。
3、「原稿の外を白く塗りつぶす」「自動傾き補正」が全く役にたたない
このスキャナーはベースが黒に設定されているようで原稿の外は真っ黒でスキャンされるのですが白で塗りつぶすという機能が一応ついてるものの、これがペイントの塗りつぶし機能みたいな同一系統色をべたーっと塗りつぶしちゃう機能みたいで全く役にたたない。傾き補正もちょっとだけ角度を調整してくれたらいいのになぜか真横になる。なんでや。なんなら公式がこの機能使うなと言っている。ええぇ?
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/kws/master/index.html
4、PDFのOCR検知がイマイチ。
もうぜんぶ自動検知系はダメダメなんですがOCR(PDFで画像から文字を読み取ってテキストデータを作ってくれるアレ。文字情報の検索ができるようになる。)がちゃんと読めない。部分的には読み取れるけど中途半端なので意味がない。途中まではJpgの画像データのほかにPDFファイルも作ってたんですが途中からめんどくさくなったのでJpgのみにしました。無いよりあったほうが何かに使えるかも…と思ったけど、使う機会あるかなと考えてみて、ないな、という結論になった…(笑)雑誌での発言を書き起こしたくなったらそのときに手打ちで打ち込めばいーや、と思ってPDFはやめました。
5、少しのほこりに反応してスキャン画像に縦線が入る
これはドキュメントスキャナー共通ですがフラットベットスキャナー(平らな1枚ずつ挟んで読み込むタイプのスキャナー)とは違い、紙を斜めにセットして自動で送るのでほこりが巻き込まれたときに縦線が入ってしまう。
この対策としてはできるだけ原稿についたほこりを少なくするしかないので柔らかいマイクロファイバー的なタオル地のやつで軽く表面を撫でてから読み込むことにしたら、ほとんど縦線は発生しなかったのでそれなりに効果あったかなーと。でも紙の表面を傷つけることになるかもなので真似されるなら自己責任でやってください。


良いところ。

1、A3サイズがスキャンできる。
A4スキャナーは機種がいくつかあるものの、A3スキャナーで家庭用といえば実質この機種しかないらしいです。A3サイズのものがたくさんあるわけではないけど、A4ワイドサイズとかA4サイズの雑誌に二つ折りで挟まってるポスター的なの(週刊テレビジョンとか週刊TVガイドとか)とかもスキャンできる。
2、画質が良い(と思う)
素人なので感覚でしかないですが、色味がはっきりしていて元原稿の色再現度が高い気がします。
A4スキャナーの売れ筋トップ機種ScanSnapIx500との比較。


(左がScanSnapIx500、右がCaminacsW NS-CA2)
なぜこれ?と言われたら手の届くところにあったから。このつよしさま良いよねぇ(惚れ惚れ)
ちなみに画質は600dpiにしました。元原稿を処分するつもりなので300dpiでは諦めがつかなくて(笑)


反省点
雑誌を切り抜くときに同じ雑誌はできれば横幅を揃えて裁断しておいたほうが良い。
これはNS-CA2が横幅を自動検知してくれないのもあるけど、横幅が揃ってたほうが画像にしたとき圧倒的に綺麗。今後は揃えて裁断するようにしよう。


もともとは予定してなかったのですが、スキャン作業しながらふとA3サイズまでスキャンできるならコンサートや舞台のパンフレットも電子化できるんじゃあ…と思い立ち、SHOCKのパンフレットを電子化してみました。
厚手の紙は読み込みできなくて途中で詰まるので表紙は多少スキャン画像が縦に延びてしまったもののおおむね満足です。わーい!これで空いたスペースに新しいパンフが入れられるー!早速明後日新しい子が仲間入りします(笑)(※SHOCK2017梅芸&博多座ver.)

そしてこちらがスキャン完了して処分する雑誌切り抜きとSHOCKパンフ。まんぞく。

最後に返却。
送料をケチって大阪の事務所まで持っていってみました。返却手続き、超あっさりでした。
中身が揃ってるか確認された程度で1分で終わって拍子抜け。
特に問題なかったのでよかったです〜。

ということでA3スキャナー初体験報告でした。
次にレンタルするときはキャリアシートを手に入れて新聞(A2サイズ)とか切り貼りしちゃってる切りぬきとかのスキャンを検討したいと思いました。

★2017.9.9 11:40追記
スキャン済みの雑誌切り抜きとSHOCKパンフレットですが、Twitterでお声かけいただき希望されるかたがおられたのでお譲りする予定です。ご希望の方おられたら申し訳ありません。なお、スキャン済みのデータについては私が個人的に楽しむためにスキャンしたものであり、どなたかにお譲りすることは考えておりませんのでご了承願います。(権利関係わからないけど、有償無償にかかわらず各雑誌発行者の許可なくデータを渡すのはよくない気がするよ…)